Photo by Y.Itoh & K.Hosoda
Article by K.Hosoda


2000年スーパー耐久第2戦ハイランドスーパー耐久レース

開幕戦をパスして第2戦からの参戦となった2000年のS耐。事前に富士でマシンチェックを行って好感触を得ていた我々は万全の体制で仙台へ向かった。予選2番手からスタートし、ライバル達とトップ争いを展開し、見事今季初戦で優勝をマークした。


 いよいよ今年もラリーテックアンクルのレース活動がスタートしました。マシンは昨季から使用している99年型シビックタイプR。カラーリングは昨年同様ですが、細部の変更はあります。まずはアンクルのロゴが変更され、シンプルな書体となりました。今後はこの新しいロゴに順次変えていく予定です。
 で、ハイランドの第2戦を前に富士でテスト走行を済ませてマシンの状態を確認。完璧なメンテナンスを施してから仙台入りしました。

  

4月20〜21日

「練習走行」

 

  今年のハイランド戦はいつものN1リーグ占有走行が金曜の午後からで、土曜の午前にも1回走行枠がありました。当初木曜日には搬入のみで走行は金曜日からの予定でしたが、エンジンのチェックをしたいということで、木曜日の最後に15分だけ走行。そして金曜のスポーツ走行と占有走行でセッティングを行いました。けれどもこの日は終日雨模様。でも、決勝まで雨の予報があったので、ひたすらセッティングに努めました。


4月22日

「公式予選」 

 

 さて、今季初の車検となりましたが、とくに問題はなく無事に終了。ただし、下回りの係りから呼ばれたのでもぐってみると「エンジンルームにウエスが挟まっていたよ」とのこと。「まったくもう〜」なことであります。

 

 そしてフリー走行のあといよいよ予選開始です。昨年の1時間/1回から40分/1回と短くなった予選時間ですが、変わりやすそうな天候の中、山内からアタック。タイヤを暖めてマークしたタイムは2分4秒321で3番手でした。この頃から雨がポツポツと降り始め、さらなるタイム短縮を狙いましたが徒労に終わりました。それよりも浅見が基準タイムをクリアしなければなりません。ドライ時のタイムの110%をウエットタイヤでマークすることは予想以上に厳しいものです。浅見は懸命に力走し徐々にタイムを短縮し、最後の最後に基準タイムをクリアしました。ところがトップタイムをマークしていたアルゴシビックが基準タイムをクリアできず、結果として2番手で決勝に進むことになりました。このほかにも基準タイムをクリアできなかったところが多く、波乱の予選となりました。 
 


4月23日

「決勝レース」

 気になる天気ですが、朝の予報では午後に少し雨の予報がある程度で、おおむね良好のようです。陽が差し始め、フリー走行も終了しました。しかしながらピットウォークが始まる頃には雨が降り出してきました。ちなみに今年もキャンギャルには来てもらえることになり、雨の中ファンサービスに務めました。
 
 
  <グリッドで愛嬌を振りまくアンクルレースクイーン。プロフィールはトピックスで。>

  
    <旧知の日下部保雄氏と談笑する山内。「ラリー出ない?」なんて言ってるわけねーか。>

 けれども決勝が近づくに連れて雨も上がり、晴れ間が覗いてきました。路面も乾きはじめ、スリックで行くこととなりました。今回もスタートドライバーは山内で、40周をメドにピットインして浅見に交代という作戦を立てました。作業も給油はナシでフロントタイヤのみの交換予定でした。
 そしていよいよ午後1時過ぎにレースはスタート。山内はポジションをキープしてトップの5ZIGENパルサーにぴたりとついて行きます。その後しばらくは1秒前後の間隔でレースを展開し、25周目にトップに立ちます。しかし、パルサーもしぶとく抜きつ抜かれつのバトルを展開します。そうこうするうちに後方からアルゴシビックが追いつき、三つ巴のレース展開となりました。

  

 その後5ZIGENパルサーがじわじわと遅れだし、向こうは35周目でピットインした。どうやらタイヤのタレが早いみたいだ。そしてこちらは予定通り41周目にピットイン、フロントタイヤを交換して浅見がピットアウト。要した時間はわずかに33秒だ。そしてアルゴシビックも43周目にピットインし、こちらの作業時間は39秒ほど。結局全車ピットインを終えた時点で後続2台に大量18秒ものマージンを築いたのだった。

 

 浅見は5ZIGEN&アルゴの2台をじわじわと引き離し、50周時点で30秒のリードを奪うことになった。こうなればハードプッシュする必要もなく、後続とのマージンを考えての走行に切り替えて、浅見はチェッカーを目指す。
 70周を越え、ゴールも間近となったところでペースを落とし、クラストップで76周を走りきり、参戦レースで2戦連続の優勝(昨年のSUGOで優勝、今年の開幕戦は欠場)をマークすることができた。

  
 これでシリーズランキングは一気に3位となり、さい先の良いスタートが切れた形となった。なお、次戦の第3戦は5月13〜14日に鈴鹿サーキットで行われる。昨年はいいところを走っていてリタイアし、それまでも良い成績の残せていない鈴鹿ですが、連続優勝を目指して頑張りますので皆さん応援をよろしくお願いします。


スーパー耐久シリーズ2000第2戦 ハイランドスーパー耐久レース
2000年4月22〜23日 仙台ハイランド(4.0296q)
天候:晴れ 参加台数:34台 決勝出走台数:32台
参加クラス:クラス4
ゼッケン/車名:54/BPビスコベータアンクルシビック
ドライバー:山内伸弥/浅見 武
予選結果:クラス2位 総合18位 タイム:2分4秒321
決勝結果:クラス優勝 総合14位 76周回
完走台数:25台
獲得ポイント=20点 シリーズ合計=20点 第3位


「トピックス」

   
   <キャンギャル>
   
 今季もキャンギャルを派遣してもらうことになりました。第2戦ハイランドでは3人の娘に来てもらいました。
左から
名前 ヒロコちゃん  ヒロミちゃん  マユちゃん 
年齢 23歳       20歳       23歳
身長 161cm     161cm            166cm
BWH  85.61.88         78.56.81          85.59.85
特技  水泳、スキー   お菓子作り   剣道
     剣道、料理    歌

となっています。応援よろしくね。

   <SiRなの?>
   
 知り合いがスタッフを務めるカサマレーシングのインテグラ。グループNプラスクラスからの参戦だが、顔つきが他と違っていてタイプRが無かった頃の初期モデル風なのだ。でもベースはタイプRだそう。ドライバーはシビックレースで活躍する2人だが、ハイランドは初めてとのことで、予選はクラス最後尾ながらも決勝は手堅くまとめて5位でフィニッシュした。メデタシメデタシ。

   <N1リーグ調達のお弁当>
   
 最後にメシネタをひとつ。これがN1リーグでとりまとめてくれている昼食のお弁当です。このボリュームで800円(税込み)は超リーズナブル! どのレースでもこのような立派なお弁当が食べたいものと、私は思うのであります。ということで今回はここまで。