Photo by Mr.T.S/K.Hosoda
Article by K.Hosoda


2002年スーパー耐久第2戦ハイランド

 いよいよアンクルの2002年レース活動がスタートしました。昨年の中盤からインテグラにスイッチしましたが、今季のマシンはシーズンオフに製作した新車であります。4月に入ってシェイクダウンを行ない、レースウィークを迎えました。練習走行、予選と順調にスケジュールをこなしてきたものの、肝心の決勝を前にトラブルが発生。ピットスタートを選択し、レースに臨んだもののトラブルはさらに大きくなり、無念のリタイアとなった。


4月25〜26日 「練習走行」

まだ、ステッカー貼り終えていません・・・


 新車ということもあり、いつもより1日早くサーキット入り。木曜日のスポーツ走行は3時間予定され、十分な走り込みができました。


 そして金曜日のN1リーグ専有走行3セッションで
セットアップを煮詰めました。タイム的には各セッションで2〜3番手で、トータルで見れば4番手といったところです。この時点ではまだ、スポンサーステッカーを貼り終えていません。

2日間でセットアップを進めます

4月27日 「車検&公式予選」

車検も無事に終了


 土曜日のスケジュールは車検から始まります。2台目のインテグラ製作ということもあり、とくに不具合も見られず車検は無事に終了。なお、ご覧の通りスポンサーステッカーも貼り終え、今季から油脂類にはWAKO'Sのスポンサードを受けることになりました。


 
そしてフリー走行のあと、予選が開始されました。ここハイランドはタイヤにきついサーキットということで、アタックラップはそれぞれ1周のみ。まずは山内がアタックし2分00秒819をマーク。その後タイヤが暖まった状態で浅見がアタックし、2分00秒561をマーク。しかし、#10号車のインテグラがタイムアップを果たし、クラス5番手からのスタートが確定しました。

僚友NSXとともにコースイン

4月28日 「決勝」

エアロパーツは今年もエアウォーカー製


 明けて決勝日の天候は快晴。朝のフリー走行で4番手のタイムをマークし順調なセットアップであることを確認しました。エアロパーツも晴れて公認され、今年もエアウォーカー製を装着しました。ウイングもはやりのタイプを装着し、一気にレーシングマシンらしく仕上がりました。
 そして決勝に向けて最終メンテナンスをいていたところ、トラブルが発覚。ピットウォークの時間もメンテナンスに務めましたが、コースインに間に合いそうになく、とりあえずコースインとなりました。


 グリッドについたところ、さらにパワステ系統にもトラブルがあることが判明。賢明に作業を試みるものの、このままスタートは出来ないと判断し、ピットへマシンを押し戻し、スタートに備えました。

コースイン前にトラブルが発覚
修理を待つ山内だが、結局ピットスタートに


 スタートドライバーはいつものように山内が務めますが、作業中もコクピットに収まって作業終了を待ちます。そしてパワステの不具合は解消しましたが、クラッチのトラブルは解消されず、仕方なくクラッチ無しでピットスタートとなりました。


 12時35分にレースはスタート。山内はピットロード出口からコースインし、前方集団を追いかけます。予選ポジションを棒にふったものの、下位集団は明らかに遅く、11番手から3周目には10番手、4周目には9番手とラップタイム的には遅いものの次々に順位を挽回していきます。
 しかし、8周目に緊急ピットインとなりました。

トラブルを抱えたまま走行するも
幾度と無くピットインを繰り返し


 クラッチの不具合が残る状態でコースインしたため、ミッションがおかしくなってきたのです。作業に30分を費やして、山内が再びコースインします。ペースはピットインする前に戻りますが、やはり本調子にはほど遠い状態であります。


 さらに15周目にピットインして不具合を修正し、タイヤなどのデータ取りのために再度コースインしたものの、ミッションが4速から抜けなくなり万事休す。23周を走り終えたところでリタイアとなりました。
 チームとして久々のリタイアとなりますが、シェイクダウンから順調だったのが逆にこういう形で現れてしまったのが残念でなりません。次戦の鈴鹿まであまりインターバルがありませんが、キッチリとマシンを修復し万全の体制で鈴鹿に挑みますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

ミッショントラブルでリタイア

2002スーパー耐久シリーズ第2戦 ハイランドスーパー耐久レース
2002年4月27〜28日 仙台ハイランド(4.029q)
天候:晴れ 参加台数:38台 決勝出走台数:32台
参加クラス:クラス4
ゼッケン/車名:54/ADVANアンクルDC5
ドライバー:山内伸弥/浅見 武
予選結果:クラス5位 総合23位 タイム:2分00秒561
決勝結果:23周回リタイア
完走台数:25台
獲得ポイント=0点 シリーズ合計=0点

「トピックス」

<レースクイーン登場>

2名のレースクイーンが派遣された


 今年もレースクイーンに来てもらうことになりました。
 左が
桜木ゆうなチャン(22)で初のレースクイーン経験となりました。そして右が竹沢麗子チャン(21)で趣味はパソコンとのこと。ホームページもありますので、よろしく。

<F SPORTS>

惜しくも予選落ちのNSX


 僚友のF SPORTSもここハイランドからNSXで参戦。しかしながら、ハイランドは決勝グリッド台数がわずか32台。エントリーが39台だから、計7台が予選落ちとなる。このうち1台がエントリーを取り消したが、按分でクラス3は1台が予選落ちとなる。で、予選はクラス7台中5番手のタイムをマークしたものの、前戦までのクラス上位5台に決勝出走の優先権が与えられる規則のため惜しくも予選不通過となってしまった。この規則は以前シリーズ争いをしているGT-Rが終盤戦で予選不通過となったことから設けられたと思われるが、シリーズ序盤はこの規則を撤廃し、シリーズ中盤から終盤のみ適応したほうがベターと思えるのだが・・・。相変わらず素晴らしいV6サウンドを奏でていただけに残念な結果であった。

<お犬様2題>


 右のシーズーはF SPORTSのドライバーである玉本の愛犬で、名前は「ミニー」。年齢は満11才であります。愛くるしい表情でパドックの人気者、おっと人気犬となっています。それはもうおとなしく、めったに吠えることのない穏やかな性格の持ち主であります。

この愛くるしい表情が人気
佐藤家の生まれたばかりのゴールデン


 そしてもうひと方・・・ではないもう一匹ですが、こちらはハイランドからN+にインテグラで参戦したおなじみスワローレーシングの代表である佐藤氏の愛犬ゴールデンレトリバーの子供。まだ生まれて1カ月ちょっとだというのに、上のシーズーとほぼ同じ大きさなのは驚きです。ちょっと「お眠」のところをパチリしてきました。