96年 N1耐久最終戦 菅生の陣

4クラス ポールトゥフィニッシュ!

予選の結果では常に上位である物の、決勝では色々のトラブルから、好調の95年シーズンとは打って変わって、思い通りの結果を得ることができなかった、今年のN1耐久でしたが、最後の最後にやってくれました。

ほぼ完璧なレース運びでポール トウ フィニッシュ。

これまでの不運を吹き飛ばし、力でもぎ取った優勝であり、来年の更なる活躍を予感させる結果となりました。


11月8日(金)
「練習走行」

AM9時から、スポーツ走行とN1リーグの占有走行がおこなわれました。今期最後のレースに賭ける(?)意気込みはものすごく、一時間ずつ、計六回練習の内五回も走行。マネージャの細田さんが、「もうお金が無いですよ」と愚痴をこぼしていても、走るの大好きなおじさんは、片っ端からタイヤを変え、車高を変えての練習走行であります。



コンディションの方はと言うと、はっきりしない天気で、路面はほとんどウエット、気温も上がらずなかなかタイヤも暖まりません。

そんな中、さすがは元(しまったまだ現役か)ラリースト。セッティングが決まらぬままトップレベルのタイムを連発するのには、端から見ていて圧巻であります。
 
 

走行時間の合間の短いインターバルに、予選用エンジンへの載せ換えを行いフィーリングを確認したことは言うまでもありません。いやー間に合うかどうか心臓に悪いことをするもんです。


11月9日(土)
「公式予選」

9日、土曜日には公式予選です。

普通は、4クラスが朝早く行われるのが通例なのですが、今回はエントリー台数の多さからか、1、2、3クラスが同時に走る時間帯と、シビックなど4クラスの走行時間の二つに分かれての予選となりました。

しかしながら、路面は早朝まで降り続いた雨がやんだばかりの完全なウエット。
上位クラスが早い時間の走行なので、多少は路面も乾くでしょうが、やはりウエットタイヤで無ければ走れない状態で予選開始となりました。

ウエットコンディションに定評のある山内選手が先のセッションで、ポジションを確保。
午後になって走行ライン上はほぼ完全にドライとなり、セカンドドライバーの浅見選手が見事ポールポジションを獲得、総合でも10番手に入る好位置を確保しました。

こりゃ、幸先いいぞ!


 11月10日(日)
「決勝レース」

決勝レースはスポーツランド菅生(一周約3.7km)を135周、約500kmで行われます。もちろん総合トップの周回数であってシビックなどのクラスはそれより5〜6周少ない周回数となります。
浅見選手は、60番ez trpical CIVIC や 58番今期のシリーズチャンピオンを決めた ギャザス シビックらとバトルを繰り広げながらも、常にクラス1、2位をキープ。規定の周回数を終え、山内選手にバトンを渡します。
山内選手も安定した走りでトップを独走。最終的には2位に20秒以上の差をつけゴール。総合でも6位に入る大健闘を見せました。
スタートグリッド上で
 

 


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