2003年スーパー耐久第7戦SUGO

　第6戦TI英田から短いインターバルで開催された第7戦SUGO。今回もレース前にチェックしたい事が多く、木曜から練習走行を開始。グループN＋クラスは1台がエントリーを取り消し、総勢4台と少し寂しい状況だ。予選は相変わらずの4番手ながらも、決勝ではアルテッツァ勢の背後につける。しかし、予想以上にタイヤの消耗が厳しく、途中からペースダウン。通常1回のピットストップのところ、計3回ではレースにならず、4位フィニッシュとなった。

　今回も練習走行でのチェック事項が多く、木曜のスポーツ走行から開始。あいにくの雨模様となったが、“アンクル”山内は次々とメニューをこなしていく。

　金曜のN1リーグ専有走行はドライとなり、セットアップを進める。今回のSUGOでは、区間タイムと最高速も計測され、我々のインテグラはアルテッツァ勢に対し、馬の背までのタイムが遅く、最高速も3km/hほど遅いことがわかった。タイム的にも各セッションで３〜４番手といったところで、トータルで見ればクラス4番手と最下位。ただ、タイム差はTI英田のときより少なく、本番に向けて期待が持てる結果となった。

　明けて予選日。3週間前のTI英田とはガラッと変わって涼しい天候となった。車検も無事に済ませ、いよいよ1回目の予選が開始された。前夜降った雨がところどころ路面に残っていたが、ドライタイヤでコースイン。ここでは2人のドライバーが基準タイムをクリアすればOKだが、2回目の予選に向けてセッティングも確認した。

　そして午後行なわれた2回目の予選。今回のアタックは久々に浅見が担当。タイムは１分34秒362をマークしたものの、アルテッツァ勢も当然タイムアップし、クラス最下位の4番手スタートが確定した。ヤレヤレ。

　明けて決勝日も晴天に恵まれ、絶好のレース日和となった。朝のフリー走行で決勝セットアップを確認する。その後サポートレースが行なわれピットウォークではファンサービスに務める。そして午後12時過ぎからスタート進行が始まり、コースイン。

　決勝のスタートドライバーはいつものように“アンクル”山内に決定。グリッドに着いて、いったん降りたところでRQのなみちゃんとツーショットのところをパチリ。どうです、この表情。

　そして午後１時過ぎにレースがスタート。山内は序盤36秒台で走行する。前の＃55号車との差はまだ少ない。しかし、15周を過ぎるあたりからペースが落ちはじめ、アルテッツァ勢に差を広げられてしまう。20周を過ぎると1周につき4秒は遅い状態だ。そこでチームは予定の半分にも満たない29周目にピットインとなった。

　交換したタイヤを見ると、激しく消耗していた。摩耗した原因は不明だが、これでは勝負にならない。とりあえずタイヤを交換し浅見に交代し、レースに復帰した。

　浅見は35〜36秒台で周回を重ねる。レースに戻ったところが＃55号車の後ろで、ペースの戻った浅見はこれをパス。周回遅れながら＃37号車とバトルを展開するなど、キッチリとマシンのポテンシャルはアピールした。

　そんな浅見だが、やはり周回数が進むとペースが落ちはじめ、交代してから41周を走った70周時点で再びピットイン。ガス補給とタイヤ交換をして山内がピットアウトした。山内は37秒台で周回を重ねるが、90周を過ぎるころにまたまたペースダウン。3度目のピットインで浅見に交代し、4位でチェッカーを受けた。「なんともはや」的なレースとなった。最終戦のもてぎではなんとか一矢を報いたいところだ。