Photo by K.Hosoda
Article by K.Hosoda


2003年スーパー耐久第6戦TI英田

 アンクルとして3戦ぶりのレースとなった第6戦TI英田。長いインターバルではグループN+クラスのレギュレーションに沿って、足回りやミッションなど、マシンに熟成を加えてのTI英田入りとなった。事前テストが出来なかったことで、木曜のスポーツ走行から開始。予選はアタックに失敗し、クラス最下位の7番手。決勝は序盤に接触を避けるためにコースアウトを喫したものの、セーフティカー時のピットインも手伝ってクラス3番手を走行。しかし、終盤にガス欠症状に見舞われて緊急ピットイン。3位の座を逃し4位フィニッシュとなった。


9月4〜5日 「練習走行」


 事前テスト走行をするつもりが、部品の遅れから出来ず、木曜のスポーツ走行からテスト走行を開始した。


 メニューは足回りの確認やミッションの確認など多岐に渡る。そして金曜日のN1リーグ専有走行で
セットアップを煮詰めた。タイム的には各セッションで3〜4番手といったところでした。今回初めて一番奥のすりばちコーナーまで行ってみました。写真ではわかりにくいですが、かなり上っているコーナーで、パワーがものを言いそうな感じがしました。


9月6日 「車検&公式予選」


 明けて予選日。今回のTIは非常に暑く、夏が遅れてやって来た感じです。車検も無事に済ませ、いよいよ1回目の予選となりました。ここでは2人のドライバーが基準タイムをクリアすればOKだが、2回目の予選に向けてセッティングも確認しました。


 
そして午後行なわれる2回目の予選でグリッドが決定する。アタックは今回も山内が担当し、タイムは1分44秒096とタイムアップしたものの、ライバルもさらにアップし、クラス最下位の7番手スタートが確定した。うーん、残念。


9月7日 「決勝」


 明けて決勝日も朝から暑い日差しが照りつける。そんな中行なわれたフリー走行ではクラストップタイムをマークし順調なセットアップであることを確認。その後ヴィッツやポルシェカップなどのサポートレースが行なわれ、恒例のピットウォークではファンサービスに務める。そしていよいよコースイン。グリッドでくつろぐアンクルをパチリしてみました。


 決勝のスタートドライバーいつものようにアンクル山内に決定。グリッド上で浅見となにやら最後の作戦会議でもしているのだろうか?


 そして午後1時過ぎにレースがスタート。山内は2周目に6番手、4周目に5番手と順調にポジションをアップ。しかし14周目、他車のスピンを避けるべく自らコースアウトさせて接触を回避した山内はポジションを7番手に落としてしまう。「まったく、後ろを見ていないドライバーがいるから・・・」とアンクル山内。


 その後6番手に復帰した山内だが、28周目にはふたたび7番手にドロップしてしまう。そんな矢先の34周目にセーフティカーが導入されたことで、予定を早めて山内はピットイン。給油とタイヤ交換を済ませ、浅見がピットアウトした。


 セーフティカーが去り、レースが再開されると浅見は46秒台で上位を追い始める。順位は45周目に5番手、47周目には4番手に浮上し、グループN+の全車がピットインを終えた時点で3番手になっていた。セーフティカー時のピットインが奏効したのだ。75周時点で前を行く2台のアルテッツァは50秒以上離れ、後続も40秒以上引き離している。このまま行けば表彰台と思われた矢先の95周あたりからペースが落ちはじめ、101周過ぎに緊急ピットインとなった。


 「ガス欠症状が出た」とのことで、給油をしてピットアウト。しかし、ポジションは4番手にドロップしてしまった。そして総合トップが109周目の最終ラップに入ったとき、1コーナーで火災が発生し、赤旗となった。規定で赤旗2周前の時点で終了となり、102周回でクラス4位が確定した。緊急ピットインがあと1周遅かったら3位だっただけに、残念だが、こればっかりは仕方あるまい。次戦のSUGOで雪辱を晴らすべく、帰路についたのだった。


2003スーパー耐久シリーズ第6戦 TIスーパー耐久レース
2003年9月6〜7日 TIサーキット英田(3.703q)
天候:晴れ
参加台数:46台 決勝出走台数:46台
参加クラス:グループN+
ゼッケン/車名:54/ADVANアンクルインテグラ
ドライバー:山内伸弥/浅見 武
予選結果:クラス7位 総合37位 タイム:1分44秒096
決勝結果:クラス4位 総合20位 102周回
完走台数:40台
獲得ポイント=10点 シリーズ合計=32点/第5位

「トピックス」

<レースクイーン>


 今回は計3名のレースクイーンが派遣されました。
 
左の子はいつもの高城 愛ちゃんで、右の2人が今回新たに来てくれました。一番右が犬塚麻衣ちゃんで、その左が小川昌子ちゃんです。ホームページもありますので、名前の部分をクリックしてみてください。

<TIのやーまだ選手は>


 今回のサポートレースのひとつ、ヴィッツ関西シリーズにアンクルのメカを手伝ってくれているやーまだ選手が参戦しました。なんとか予選を通過したやーまだ選手は、グリッド後方ながらもRQの愛ちゃんを従えて、まんざらでもない様子。レースは接触もあった模様で、29番手からスタートし、29位でゴールとなった。