Spetial Thanks
Photo by Mr. Itoh
Article by K.Hosoda

97年 N1耐久第2戦 仙台ハイランド

昨年の最終戦から2戦ぶり 又も、ポールトゥフィニッシュ!

4月24〜25日
「練習走行」

 開幕戦のMINEで5位に終わった我々は、ここハイランドでリズムを取り戻し、MINEの勝利で全勝宣言をした5ZIGENの鼻先をへし折る意気込みで臨む。

全勝宣言の5ZIGENさん

サーキットには4月24日に入り、24日のスポーツ走行、25日のN1専有走行と多くの時間帯を走行。MINEの時とは違ってセッティングも出て、26日の予選を迎える。やはりチーフメカの大原さんがいると上手くいく。


4月26日(土)
「公式予選」

 予選当日、フリー走行の後、Aドライバーの予選がスタート。山内はウエットタイヤでまずは体を慣らし、その後スリックタイヤに履き替えてアタック。2分03秒499でクラス2番手。

さかんに悔しがるアンクルおじさん。

そして、Bドライバーの予選。浅見はタイヤの消耗を考慮して少ない周回数でアタック。遅いクルマに邪魔をされながらも最終ラップに2分03秒228をマーク。5ZIGENを逆転してクラストップのポジションを獲得。

他チームに抗議に行った後、喉を潤す浅見選手。最近美味しいラーメンの作り方を覚えたとか?


4月27日(日)
「決勝」

 決勝日も天候に恵まれる。フリー走行で再びセッティングを確認、今回はライフは短めながらもグリップが高いタイヤをセレクト。
タイヤ交換が前提となるため、スタートドライバーは最低周回でピットへ入り、給油量を少なくしてタイムロスを最小限にする作戦を立てる。というよりも、おじさんは疲れるから少ない周回で十分とか。若い者にいっぱい走ってもらうと常日頃言っている。で、今回は山内がスタートを担当し、浅見が最後を締めくくることになる。

 

スタート前には恒例となったピットウォークがあり、マシンのPR活動に務める。
BPステッカーに紛れて取り扱い製品一覧を配り、商売っ気を見せる。

 

 

 

午後12時40分過ぎにローリングによってレースはスタート。山内は無難なスタートでポジションをキープしてクラストップで1周目を終了。しばらくトップ集団は4台で争いを展開。15周目には無用な争いを避けて、3〜4番手に下がり、後方から様子を伺う。

 32周目、どこよりも早くルーティンのピットイン。山内から浅見へのドライバー交代と給油、そしてフロントタイヤ交換を50秒で済ませてピットアウト。

 他チームより早いピットインのためポジションは一時8番手となるが、他チームがルーティンのピットインを終える頃には2番手。この時点でのトップは宿敵5ZIGEN。浅見は1秒以上速いペースで周回し、10秒以上あった差も55周過ぎには3秒弱となり、58周目は1秒差で1コーナーに進入。

 浅見は58周目をトップで戻ってくる。マシンには接触の後が……。けれども、不具合は出ておらず浅見はそのまま周回を続け、昨年の最終戦以来2戦ぶりの優勝をゲット。レース後浅見に聞くと「ナベさんがかぶせてきて接触してしまった」とのこと。レース中の出来事とは言え、やや後味の悪さが残る。ともかく優勝することができ、シリーズランキングも2番手に浮上。

勝利の美酒に酔いしれるおじさん。
しかし普段は水割りをジョッキで飲むほどお酒はつよい。今回も酔拳走行 炸裂


 なお、次戦は6月14〜15日にTIサーキット英田で行われるTI耐久400qスーパーN1レースです。
シリーズトップを目指して確実にレースを運んでいくぞ。

「ホームページ見ました」と叫ぶとミサイルボンバーの時、プレゼントを投げてくれるかも知れない。

「結果詳細」

97スーパーN1耐久第2戦 ハイランドスーパーN1耐久レース
97年4月26〜27日 仙台ハイランド(4.0296q)
天候:晴れ 参加台数:37台 決勝出走台数:36台
参加クラス:クラス4
ゼッケン/車名:54/BPビスコベータアンクルシビック
ドライバー:山内伸弥/浅見武
予選結果:クラス1位 総合13位 タイム:2分03秒228
決勝結果:クラス優勝 総合6位 86周回
完走台数:28台
獲得ポイント=20点
シリーズ合計=30点/第2位

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